ただのぼやき。
意識的に読書感想文を書き始めたのは、20歳の頃だったはず。
コロナ禍の大学生で、暇を持て余し、noteにて毎日読書感想文を書いていた。就活で忙しくなってからは週1くらいの更新にしながらも、ほとんど途絶えることなく大体2,3年くらい読書感想文を書き続けていた。
社会人になってから、生活の変わり具合に翻弄され、半年以上読書自体ができなかった。したがって読書感想文を書くこともなくなった。
そして現在。
会社員になってから約8か月くらいたち、余裕が出てきて(出てきていない)、ストレス解消のためにも読書を再開した。したらばまあ読む本読む本全部が面白い。灰色の世界に色彩を与えてくれたっていう陳腐な表現が似合うくらいとんでもなく面白い。
そして読書感想文を書くのだが違和感に気付く。
これは、感想なのか?
感想と、その本の説明文とが区別つかない。
いや、自分の書いた文章を読み返してみるとはっきりわかる。ここは感想、ここは説明文だと。しかし、いざ書いてみると感想文というより解説文になることがかなり多い。そしてそれをどう改善したらいいのかもわからない。
さらには語彙力のなさも私を悲しませる。どこまでいっても「面白かった」「良かった」「すごかった」くらいしか言うことがない。どう面白かったか、どう良かったか、どうすごかったかを説明すると、感想というよりもただの本の解説になってしまう。ここの塩梅がすごく難しいし、どこまで突き詰めても面白いしか言えない自分を恨めしく思ってしまう。
文章力向上という下心を交えて始めた読書感想文が、自分の文章力のなさをまざまざと思い知らして、挫折感を味合わせるとは夢にも思わなんだ。
かといって読書感想文をやめるつもりはない。犬の道だろうととりあえず書いて書いて書きまくってみて、どうにかこうにかうまい感想文を書けるようになってやる。