わたしのお店のはじめかた。【読書感想文?】

新版 わたしのお店のはじめかた。

「わたしのお店のはじめかた。」編集部(2014)

マイナビ出版

感想

予想以上に良い本。

カフェ・雑貨・本屋etcのお洒落写真集かと思ったら、意外と生々しいお金の話(開店資金、内訳、一日の客数、客単価など)もしれっと書いていて読み応えがありとっても面白かった。特に、開業資金が自分の思っていたよりも低くて(1000万は必要だと思っていた)驚いた。実は開業そのもののハードルはそんなに高くないかもしれない。

また、開業決意から実際に開業するまでのタイムラインが人によって千差万別なのも良い。1年以内の人もいれば、何年もかける人もいる。大判のカラー写真に耐えうる素晴らしい店ばかりでありながらも、その内実は様々で、大げさに言うと誰でも素敵なお店づくりができると思える可能性に溢れた本である。

余談

普段こういうタイプの本を読まない。だから本書も図書館で借りて来たものである。しかし、案外こういう書籍は疲れている時などに読むとすごく良いのかもしれないという気付きを得られた。自分の興味の範囲が広がって、とっても嬉しい読書体験になった。