BGP next-hop-unchanged

問題意識

  • 以前の記事の検証がわかりづらい(構成図に存在しないRTを登場させている)
  • 加えて、next-hopをroute-map経由で付与させようとしている
  • next-hopはneighborに直接つけられるため、今回改めて検証を行う

構成図

初期状態

  • Next Hopが25.1.1.2、つまりRT2のRT5向きIFのアドレスになっている
  • 本来、初期状態ではiBGPへの広報時にNext-hopの書き換えは行わない
  • が、Cisco機器の使用としてデフォルトでNext-hopの書き換えが有効となっている(公式のソースは相変わらず見つかっていないが、実機確認できているのでまあそういうことなのだろう)

設定追加

  • neighborにnext-hop-unchangedをつけるだけ

確認

  • Next Hopが2.3.4.2、つまりRT3のRT2向きIFアドレスに変化した
  • 設定名の通り、Next-hopが変更されなかった(unchanged)ためである

結論

  • CiscoはデフォルトでiBGPへの広報でもnext-hopを変更する
  • next-hop-unchangedの設定を入れることで、RFCの想定の状態になる