感想
これまで読んだどの戦争や災害の作品よりも恐ろしかった。一応ブラック・コメディの位置づけなのだろうが、全く笑えない。今現在の世界が本作と地続き、いや本作そのものであるがゆえに、自分が経験するかもしれないこととして、心からの恐怖を覚えた。
本当に、色々と身につまされる。災害時の備えをしていないこともさることながら、昨今の情勢に対して声をあげていないことも恥ずべきことに思えて来る(というか実際恥ずべきことである)。9条改憲はもちろん反対だけれども、だからといって何かしているわけではない。そういうところから、あれよあれよと進んでやがては本作の世界になっていくのだなあと実感した。
かといって、今からデモにたくさん参加して声を挙げたり、Twitterで意見表明できるかというと難しい。とはいえ、せめて一抹の後悔もないように生きたいと改めて感じた。なんとかなるだろう、なんとかしてくれるだろうの精神で、いざ本作の終わりを迎える際に「こんなはずじゃなかった」と思うような人生にはならないようにしたい。
衝撃的過ぎるし、今もまだおさまっていない。勢いのままに書いたけれども、決して勢いだけで書いたものではない。本作を読み返すのはかなりしんどいけれど、心の片隅に置いておきたい。いずれは死ぬけれども、こんな死に方はあまりにも、あまりにもなので。
余談
さむがりやのサンタの人って全然気づかなかった。よくよく考えれば細かいコマ割りとかそっくりなのに、内容が違いすぎて全く頭に浮かばなかった。もう、なんか、すごすぎ。
